腰の後遺障害と症状(腰椎捻挫・腰部挫傷・胸腰椎骨折・脊髄損傷)

腰椎捻挫・腰部挫傷

具体的な症状
腰椎に無理な力が加わって椎間関節に捻挫を起こすことにより、腰痛や下肢の痛みやしびれ等が生じます。

後遺障害認定の可能性のある等級:頚椎捻挫 腰部挫傷
別表第2
12級13号:局部に頑固な神経症状を残すもの
14級9号:局部に神経症状を残すもの

胸腰椎圧迫骨折

具体的な症状
痛みが背部や腰部に発生します。骨折した椎体の破片が脊柱管内に入り込み神経を圧迫すると、下肢のしびれや痛み、麻痺 稼動域制限 脊柱の変形などの症状が現れます。
高齢の場合、骨粗鬆症との因果関係が重要になってきます。

後遺障害認定の可能性のある等級:変形障害
別表第2
6級5号:脊柱に著しい変形を残すもの
8級2号:脊柱に中程度の変形を残すもの
11級7号:脊柱に変形を残すもの

後遺障害認定の可能性のある等級:運動障害
別表第2
6級5号:脊柱に著しい運動障害を残すもの
8級2号:脊柱に運動障害を残すもの

後遺障害認定の可能性のある等級:神経系統の障害

別表第2
12級13号:局部に頑固な神経症状を残すもの
14級9号:局部に神経症状を残すもの

脊髄損傷

具体的な症状
具体脊柱に強い外力が加えられることにより脊椎を損壊し、脊髄に損傷をうける病態でです。
また、脊髄腫瘍やヘルニアなど内的原因によっても類似の障害が発生損傷の度合いにより、「完全型」と「不完全型」に分かれる。
「完全型」は脊髄が横断的に離断し、神経伝達機能が完全に絶たれた状態であり、「不完全型」の場合は脊髄の一部が損傷、圧迫などを受け、一部機能が残存するものを指す。
完全型の場合、損傷部位以下は上位中枢からの支配を失い、脳からの運動命令は届かず運動機能が失われる。
また、上位中枢へ感覚情報を送ることもできなくなるため、感覚知覚機能も失われる。つまり「動かない、感じない」という状態に陥ることになる(麻痺)。
しかし全く何も感じないわけではなく、受傷部位には疼痛が残ることが多い。
また、実際には足が伸びているのに曲がっているように感じられるとか、痺れなどの異常知覚、あるいは肢体切断の場合と同様、麻痺野で本来感じないはずの痛み(幻肢痛、ファントムペイン)を感じることもある。
受傷後、時間が経過して慢性期に入ると、今度は動かせないはずの筋肉が本人の意思とは関係なく突然強張ったり、痙攣を起こすことがあり、これを痙性または痙縮と呼ぶ。
感覚、運動だけではなく自律神経系も同時に損なわれる。麻痺野においては代謝が不活発となるため、外傷などは治りにくくなる。また、汗をかく、鳥肌を立てる、血管を収縮/拡張させるといった自律神経系の調節も機能しなくなる為、体温調節が困難となる。

後遺障害認定の可能性のある等級:脊髄損傷
別表第1
1級1号:神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、常に介護を要するもの
2級1号:神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、随時介護を要するもの
別表第2
3級3号:神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの
5級2号:神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの
7級4号:神経系統の機能又は精神に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することができないもの
9級10号:神経系統の機能又は精神に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの
12級13号:局部に頑固な神経症状を残すもの
14級9号:局部に神経症状を残すもの